ランド円(ZAR/JPY)の積立でスワップポイント収入【南アフリカランドFX投資】

25
過去の記事でも何度か触れていますが、私は南アフリカランドへの投資をFXで行っております。通貨ペアはドルストレートのUSD/ZARではなく、クロス円のZAR/JPYです。

基本的には月に一度、定額を積み立てる、ドルコスト平均法での購入ですが、少しマイルールのようなものがあります。過去2回、定期購入の記事を上げていますが、具体的なルールについて、言及していなかったので、今回の記事では私の投資ルール、現在の運用状況、今後の見通しを記載していきます。

なおほとんど同じようなルールで豪ドル円もドルコスト平均法運用を行っていますが、そちらは別記事で書こうかと思っております。

南アフリカランド/円のドルコスト平均法による購入ルール

買付け日

月に一度、毎月の最初の営業日。特に理由はありませんが毎月初めに買うように決めています。

積立金額

50,000円

利用FX会社



SBI FXトレード

南アフリカランドへ少額の積立投資を行う場合、業者の選択肢はココ一つと言っても過言ではありません。理由は主に以下の3つ。

取引通貨単位が最小

SBIではポジションを取る時に他のFX業者よりも正確に行うことができます。SBIFXトレードの最大の特徴は1通貨単位で売買ができること。他の業者ではほとんど1000通貨単位の取引が最小になります。

例えばランド円が7.00円(1ランド=7円)の時、5万円での購入数量は・・・

50000/7=7142.8

となります。SBIFXトレードでしたら7142通貨買うことができますが、他の会社の場合は7000通貨、または切り上げて8000通貨買うことになります。もちろん長い目で見れば、そこまで正確な数字にこだわらなくても問題はないかもしれませんが・・・。

私の場合、豪ドル円(AUD/JPY)でも毎月50000円を積み立てていますので、こちらの方が問題ですね。ランド円に比べると豪ドル円は数値が高く、購入数量が少なくなるからです。豪ドル円が85円だとすると購入数量が588となりますので、1000通貨単位だともはやドルコスト平均法(定額購入)ではなく、定量購入になってしまいます

スプレッドが狭い

スプレッドは売りと買いの価格差で、手数料のようなものなので、基本的には狭いほど良いです。これがSBIFXトレードの場合、0.99銭と、業界最低水準だと思います。

私が口座を持っているDMM.com証券、GMOクリック証券、YJFX!などもスプレッドは狭い方ですが、3社とも1.4銭ですので、文句無しにSBIFXトレードが頭一つ抜けています。

スワップポイントが高い

スワップポイントは買いポジションを持っている時に発生する金利のようなものです。毎日貰えるので、これを目当てに投資する日本人の個人投資家は多いです。私の投資も基本的にスワップ金利をあてにしています。

以下が主要なFX会社、4社のランド円のスワップポイント(10万通貨保有時1日あたり)です。
※2016年1月26日時点データ

業者名 スワップポイント
DMM.com証券
90円
GMOクリック証券 80円
YJFX! 100円
SBI FXトレード
120円

注文方法

成行注文で特に時間は決めていません。手が空いている時に適当に買います。ついつい1日の中でもできるだけ安値で買おうとしてしまいますが、長期的に見たドルコスト平均法では大きな差は生まれません

レバレッジ

毎月の入金額は5万円ですが、FXの場合、レバレッジをかけることができるので、実際は5万円分以上の数量を買うこともできます。とはいえ、南アフリカランドは恐ろしいくらいに値下がりする通貨です。高レバレッジで強制ロスカットされた方のブログをつい最近も拝見しました。

まあ2015年12月、2016年1月の下落は凄まじいものがありましたので、ハイレバで運用していた人はかなり苦しんだと思います。

[blogcard url=”https://leave-company.com/rand-crash/”]

さて、私はというと含み損は多く抱えていますが、まだまだ余裕はあります。この定期購入のレバレッジは1~4倍で購入しているので、低レバ運用なのです

レバレッジが定まっていないのは月によって変更するからです。買う日はルールで月初めと決めていて、積み立てる金額も決まっているので、ここが少しだけ裁量になります。

購入時の南アフリカランド円>平均購入価格:レバレッジ1倍
購入時の南アフリカランド円<平均購入価格:レバレッジ1~4倍

要するに安い時に多く買って、高い時は少なめに買いたいということです。元々ドルコスト平均法は自動的にそのようなポジション量になる性質があるのですが、レバレッジを変えることによって、さらに顕著にするわけです

南アフリカランド/円のスポット買いのルール

私は大幅にレートが下落した時にナンピンしています。こちらは1円単位の下落で発生するので、それほど発動頻度は高くないと思っていたのですが、私が買い始めた2015年7月ごろから下落が始まり、2年以上続いていたレンジを下抜け、あれよあれよという間に2回発動しています。

ルールは単純で私の最初の購入金額から1円下がると100万円を入金し、15万通貨買います。そこからさらに1円下がるとまた100万円を入金し、15万通貨買います。

現在55万通貨ほど保有していて45万通貨はこのスポット購入で発生している状況です。予定とはまったく違いますが、そのようなことが起こっても資金的に不足が生じないようにルールを決めていたので、とりあえず今のところ問題はありません。

ただ、今後別の金融商品への投資をしていくことを考えると、投資資金が枯渇してしまう可能性があるのでスポット買いは中止するかもしれません。

南アフリカランド/円の決済ルール

新規注文のルールは厳密に決めているのですが、決済のルールは決めていません。というのも仕事を辞めた後のためにも、スワップポイントを永続的に受け取りたいんですよね。

もちろん資産が2億円くらいあればそんなもの必要ないかもしれませんが、ある程度の定期収入があれば、死ぬまでの資産を全て貯める前に辞められますら。早めに仕事を辞めたい私にとって、安定的にスワップ金利を受け取っていきたい投資なんです。

「安定的にスワップポイントを受け取る」ことが難しくて退場したトレーダーが過去に多くいるのはわかっています。しかし資金管理さえ間違えなければ、なんとかその状況を作れるのではないかと思っています。

とはいえ、短期的に利益を大きく出したいのも現実ですので、ポジションに含み益が乗ってくれば決済するのもありだと考えています

南アフリカランドのスワップ投資はリスクが高いのか

ランド円は下落しやすいと書きましたが、どのような値動きをするのか、1990年からの為替レートを見てみましょう。

23
※画像はOANDA JAPANのサイトのものです
http://www.oanda.com/lang/ja/currency/historical-rates/

26年間かけてしっかり右肩下がりです。新興国の通貨がいかに下落しやすいかわかると思います。1990年1月は56.69、2015年12月が8.09でしたので、86%ほどの大暴落です

(1-8.09/56.69)*100=85.73

ドル円のチャートと見比べると相場が一方通行なのがよりわかると思います。

24

ドル円は144.94から121.58になっていますので、16%ほどの下落です。

(1-121.58/144.94)*100=16.11

最大値と最小値で見ても50%ほどの下落幅なので、ランド円より遥かに安定感がありますね。それにある程度上下に値動きがあることも確認できるかと思います

私が南アフリカランド投資をしている理由

私は投資センスがありません。上がると思って買ったら下がるし、下がると思って売ったら上がります。ロングポジションを保有していて、含み損が限界だと思って決済したらそこが大底で上昇を始めるし、ショートポジションを保有していて含み損に耐え切れずに損切りしたら、見事にそこが天井になって下落を始めたりします。

慎重な性格と運のおかげで、なんとか大損せずにやってこれています。そんな私ですので、相場観が極力必要ない運用を目指したいわけです。おそらく同じような思考を持っている方は多いと思います。

そうなるとドルコスト平均法による積立投資を考えるのは自然な流れです。その中で私が売買銘柄の一つにランド円を選んだのは、計算上利益が出ると思ったからです。

ランド円は長期的に見て下落しますが、その下落分はスワップポイントで穴埋めできないのでしょうか?ランドの下落率は26年間で86%の下落ですので、1年あたり3.3%の下落になります。ちなみに2000年からの16年間で見ても1年あたりの下落率は3.3%くらいです。

今後も同じように下落すると考えて、スワップポイントの受け取りで利益を出すことはできるのか。以下の表は、仮に今からドルコスト平均法で南アフリカランドを買い続けた場合の累計の損益を計算したものです。

■条件■
現在のランド円:7.5円
積立金額:毎月5万円
レバレッジ:2倍
下落率:年間3.3%(波はなく均一に下がり続けるものとする)
スワップポイント:為替レート × 保有通貨数 × 金利差(金利差は0.0675-0.001)

26

この表を見ると、意外と安全な投資に見えるのではないかと思います。10年後には177万5083円の利益が出ています。設定に無理はありません。むしろ普通は値動きに波はありますので、購入時のレバレッジ設定によって、もう少し平均約定単価が下がり、利益額が大きくなることが予想されます。

スワップポイントも日本と南アの政策金利の変動によって変わりますが、利上げする可能性が高い南アフリカと、とても景気が良くなって利上げするようには考えにくい日本経済を考えると妥当だと思います。しかもSBIFXトレードのスワップ金利は計算式より若干高めに設定されることが多い印象です。スワップポイントについて詳しくは別記事で書きたいと思います。

さてこのあたりの設定が問題なければ、あとあるとすれば下落率です。長期目線で見ての下落率と同じペースで落ちてくれるとは限りません。これは私もわかりませんが、仮に下落速度が上がり年間5%の下落になったとしても普通に利益は出ます。同様の計算で10年後にはプラス77万6481円の利益になります。もちろん利回りはかなり下がってしまいますが。

これは現在の数値で計算したものですが、同じような計算を私は2015年7月頃に行って、同じような結果を得て投資を始めました。「この程度の利回りならインデックスファンドへの投資の方がいいんじゃないか」、と思う方もいるかもしれません。ただ、私が買い始めた頃のチャートは数年間、レンジ相場だったんですよね。

先ほど下落率が大きくなると利回りが下がると言いましたが、逆に言えば下落率が小さければ利益が大きくなるのです。仮に値動きゼロで10年後も7.5円だった場合は利益は399万円にもなります。年利は9%超えです。まあそこまでうまくいくとは思っていませんでしたが、もしかしたら「ちょっとランドの下落はこの26年で緩やかになりつつあるんじゃないかな」とか希望を抱いていたんです。

ただ私が買い始めた7月からランドはレンジを下抜け、ひたすら掘り続けました。やはり私が買うと下がるジンクスは長期投資でも健在です。最初に買ったのが9.7円位でしたので、7ヶ月で20%以上下落しています。当初の計算上では8年後くらいに行き着く水準まで下がってしまいました

相場がこのくらい動くことも見越してレバレッジを下げた運用をしていますので、焦ることはありません。まあ希望通りいかなかったのは残念ですが、ここで「素直にインデックスファンドに投資しておけば良かった」と嘆いても後の祭りです。逆にいえば今はチャンスで、この安い水準で買うことができれば、本来の下落水準に戻った時、予定よりも多くの利益を出すことができるのでよしとしています。

好き嫌いは別れると思いますが、計算上の数字を見るとインデックスファンドにも負けないリターンが期待できることがわかって頂けたのではないかと思います。

ちなみにレバレッジを上げればもっと高い利回りも可能になってきます。私は人並み外れて慎重な人間なのでレバレッジ2倍で計算していますが、レバレッジ3倍ですと1年あたり3.3%下落しても、10年間での年間利回りは7%近くになります。このあたりの詳細は長くなりますので別記事で書いております。

[blogcard url=”https://leave-company.com/zarjpy/”]

ランド円のスワップ投資のリスク

長い目で見ればほぼ稼げると思われるこの投資方法ですが、リスクは2つあります。

下落幅が尋常じゃなかった時

まあこの半年くらいの下落も十分尋常ではなかったのですが、それ以上の、1年で50%下落とかになってしまうと精神的にきついと思います。とはいえレバレッジ2倍程度でナンピンするような形になりますので、そうそう強制ロスカットされることはないと思います。

ただ、ある程度高値で買い続けた後に一気に下がってしまうと、取り戻すのにかなりの時間がかかります。ここが他の商品の積立と異なる点かもしれません。他の金融商品は下がってもいつかは戻ってくる気持ちで考えていることが多いかもしれませんが、南アフリカランドは下落を続けるので戻ってこない可能性も大いにあります。スワップ金利で時間をかけて地道に取り戻すことになるかもしれません。

スワップポイントの縮小

これは国の政策金利の問題もありますが、FX会社の方針の問題もあります。各会社でスワップポイントは独自の計算方法で算出していて、もしかしたら、急に少なくなってしまう可能性もあります。SBIFXトレードは比較的安定している方ですが、これが急激に減少するようなことがあると、この投資方法の旨味はまったくなくなってしまいます。

その時は含み損があっても決済する覚悟が必要になるかもしれません

どちらも可能性としてはあまり高くないリスクですが、まったくありえない話ではないので、実践しようと思っている人はこのリスクについても一考してから行って下さいね。

ランド円FXの運用状況

現在の運用状況はあまり芳しくありません。理由としては私が買った次の月、
2015年8月のチャイナショックがあり、
元の水準に戻ることなど一切なく、
2015年12月のアメリカの利上げ、2016年1月の原油安&チャイナショック
ランド円が歴史上最安値を更新したりしていたからです。

さて、愚痴はこのあたりにして私の現在の運用状況は以下の通りです。

平均約定単価 8.6171
保有建玉 555,650
損益評価額 -491,944

まあマイナスになっているのは仕方がないですし、特に問題はありません。強いて言うならスポット購入はいらなかったかなと思いますね。このお金は他の短期投資などに回した方が良かったかもしれません。

買い始めた頃の私は「ちまちま5万円ずつ買っていてもほとんど稼げないし、最初に少し多めに買ってナンピンするルールも追加するか」という思いでした。とにかく仕事を早く辞めたくて焦りすぎていたのかもしれません。これは私の悪い癖だと思います。

「欲をかいて失敗する」とよく耳にしますが、私のは「欲」なんでしょうかね。別にモノが欲しいわけでもないし、ご馳走が食べたいわけでもないし、良い家に住みたいわけでもない。ただ仕事がイヤなだけ。うつ病になって自殺する前に金を稼いで退職をしたいんです。

この思いが強すぎて投資において、稼ごうと焦りすぎて失敗をしてしまうことがあります。この投資方法にスポット購入を入れたのもその影響でしょう。このあたりは反省しつつ、今後も粛々と積立を続けていきます。

スポンサーリンク
adsence
adsence

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
adsence

コメント

  1. マグネタル より:

    初めまして。
    ランド円にスワップ目当てで投資しようとしている者です。
    エクセルの計算方法なども公開していただけないでしょうか?

    • quit より:

      はじめまして。
      計算方法?は記事中に書いてある通りとなります。
      ご不明点等ございましたら、お申し付け下さいませ。