【GMOクリック証券で原油CFD】仕事中に油売ってたら儲かった話

22
ずっと注目はしていましたが、ついに原油CFDを初取引しました。少額ですが今回は利益にすることができました。「株式やFXはやったことがあるけど、商品には手を出したことがない」という方も多いかと思いますので、基本的なことからお話していきたいと思います。

今回の取引結果はコチラです。なお私はGMOクリック証券の商品CFDで原油取引を行っております。

画像1
18

※コンバージョンレート:116.65 円
※合計の利益は+6,974 円

原油のCFD取引でお金を稼ぐ方法(損益が発生する条件)は2つ

売買差益によるキャピタルゲイン

株やFXと同様に安く買って高く売る、または高く売って安く買うことによって、差益を得ることができます。本来はメインの損益はこれで発生します。というより、もう一方の価格調整金はこの売買によって発生した利益や損失を調整するために付与されるものなので、現実的には売買差益だけがお金を稼ぐ方法となります

ただ、画像にあるように決済損益と金利・価格調整額に分かれて表示されるので、それぞれについて分けて説明します。こちらは決済損益の金額についての説明になります。

今回の売買では「29.72で建玉4の新規売り」、「30.76で建玉1を新規売り」、のポジションがある状態から1月18日に「29.70で全ポジション決済買い」しています。
高く売って安く買っているので利益が出ていますね。

原油CFDの損益の計算方法の公式は以下のようになります。

(建単価-決済単価)×10×建玉数量×コンバージョンレート

※買いからスタートした場合は建単価と決済単価の位置が逆になります。

コンバージョンレートとは

原油はドル建てでの取引なので為替が損益に影響してきます。コンバージョンレートは決済時に1ドル何円で計算されるかを示す値です。

×10はどこからでてきたのか

GMOクリック証券での原油CFDの取引単位が10倍に設定されているからです。取引単位については以下の記事でも説明しておりますが、よくわからない場合は「原油の損益計算は10倍する」と覚えておけば問題ありません。

[blogcard url=”https://leave-company.com/ftse100-2015-12-27/”]

今回の建玉4の方のポジションを公式に当てはめると以下のようになります。

(29.72-29.70)×10×4×116.65=93.32

決済損益の+93円という数字はこれで導くことができますね。同様に建玉数量1の方の+1,236円も導くことができますので理解しているか不安な方は計算してみてください。

価格調整金の付与

こちらは売り、買い、どちらかのポジションを保有していることによって、特定の日に発生する金額です。画像で言うと金利・価格調整額という部分です。

FXのスワップ金利と同じように、プラスで発生するポジションとは逆のポジションを持ってしまっていると、マイナスが発生します。今回で言うと私が新規売りではなく、新規買いのポジションを保有していた場合は同額のマイナスが発生していたということです。

今回の価格調整額は売りポジション保有で1,129円、買いポジション保有で-1,129円でした。これは建玉1当たりにつく金額なので、建玉1のポジションは1,129円、建玉4のポジションは1,129×4=4,516円が発生しています。

今回の取引では決済利益より価格調整金の利益の方が大きくなっていますね。これは価格調整額の発生日のあとは窓埋めすることが多いような気がしていたので、その日を挟んで売買した結果です。

GMOの原油CFDの価格調整金の仕組み

株式の配当は企業の利益、FXのスワップポイントは2国間の政策金利の差などによって値が決まってきますが、原油CFDの価格調整金はどのように決まっているのでしょうか?

以下は最近のGMOくりっく証券の原油CFDの価格調整額履歴です。

画像2
19

気になる点はいくつもあるのではないかと思います。

  • 額に大きなばらつきがある
  • 2014年10月までは売りポジションはマイナス、それ以降はプラスになっている
  • 期近・期先ってなに?

実は価格調整金については先物取引をしていない人は理解が難しいのです。ただ私は「仕事を辞めるために金を稼ぎたい、そのためには先物取引よりCFDの方がレバレッジをかけられるし期限がない分、有益だ」と考えておりますので、今回は価格調整額を算出する方法だけ書きます。

これだけでも上記の疑問点はなんとなくわかりますので、CFD取引においては問題はありません。先物取引について詳しく知りたい方は他のサイトでお調べ頂ければ良いかと思います。

原油CFDの価格調整額を事前に算出する方法

先物取引では期近と期先の価格があります。未来の売買価格が決まっているわけです。CFDでは期近の価格で取引がされますが、取引期限の日に期先のものと擬似的に交換します。そこで期近と期先の価格差が生まれますのでそれを調整するのが価格調整額です。

何を言っているかよくわからないと思いますが、まずは期近と期先の価格を見てみましょう。私は以下のサイトの「WTI原油チャート 原油価格」を見させていただいています。

http://nikkei225jp.com/oil/

画像3
20

価格調整額の公式は以下のようになります。

(期近の価格-期先の価格)×コンバージョンレート×10=価格調整額

この画像で説明すると、期近の価格は「CME 2016/03の現在値」、期先の価格は「CME 2016/04の現在値」になります。コンバージョンレートはGMOクリック証券からUSDのコンバージョンレートを確認して下さい。私が確認した日は117.64円でした。10倍しているのはキャピタルゲインの損益計算と同様に取引単位が10倍だからです。

公式に当てはめて価格調整額を算出してみましょう。

(29.76-31.04)×117.64×10=-1505

これで次回の価格調整額は現在の値で計算すると建玉1当たり、1505円が発生することがわかります。数値がマイナスの場合は、売りポジション保有で価格調整金が貰えて、買いポジション保有では支払いが発生します。数値がプラスの場合は逆に売りポジション保有で支払い、買いポジション保有で受け取りになります。

※この記事を書いているのは1月22日で次回の価格調整額の発生日は2月17日なので、為替動向によっては大きく変動します。正確な数値は直近の値で計算する必要があります

価格調整額は「順ザヤ」か「逆ザヤ」かに注意

さて、あと気になるのは画像2で2014年10月まで、売りポジションの保有で、価格調整額がマイナスで発生していたことだと思います。

基本的には原油CFDは売りポジションで価格調整金が貰えて、買いポジションでは価格調整金を支払う必要があります。これは先物の価格はほとんどの場合で、期近よりも期先の方が高くなるからです。

なぜかというと、「現在の価格+原油の保管費、輸送費等+金利=期先の価格」だから。

ただし需給のバランスが崩れたりして、期近の価格よりも期先の価格の方が安くなることもあります。この状態にあったのが2014年10月までで、価格調整金が買いポジションで貰える期間が何ヶ月か続いています。

先物の世界では期近よりも期先の価格が高いことを「順ザヤ」、期近よりも期先の価格が安いことを「逆ザヤ」といいます。

画像3で期先の価格を見ていくと、しばらくは順ザヤが続いていることがわかると思います。つまりこの先何ヶ月かは売りポジションで価格調整金が貰える状況が続きそうです。

といっても価格の入れ替わりで発生した損益を相殺する形で、発生する金額なので結局はプラスマイナスゼロとなり、売買損益だけが結果に反映されることになります

現在の原油価格下落の原因と今後の見通し

近年の原油の月足ローソクチャートを見ながら、最近の原油価格の暴落の原因などを含めて動向をまとめてみます。基本的には今後も20~50ドルくらいの低水準で推移するのではないかと思います。

画像4
21

2008年の夏頃までは30ドル台から140ドル台に上昇相場が続いています。これは石油枯渇への懸念や2003年に始まったイラク戦争により、石油価格の高騰を予想した投資家達がどんどん石油を買い始めたのが原因です。

しかし集まった投資マネーはリーマンショックにより、一気に引き上げられます。2008年後半の大暴落がそれです。4年間の上昇分を半年で戻しています。基本的に原油は景気が良ければ価格が上がり、景気が減速すると下がります。これは景気が良ければ産業が活発になり、需要の増加が見込まれるからです。

リーマンショック後は売られ過ぎを戻す動きがあり、2011年まで上昇します。114円を天井につけたあとは80円~110円の間でレンジ相場が数年続きます。比較的安定していた時期だといえます。

しかし2014年の後半になるとボックス相場が大きく崩れます。レンジを下に抜けた後は、多少の反発はありますが、ほぼ一直線の右肩下がりで、現在まできています。この下落の原因は大きく2つ考えられます。

アメリカのシェールガス革命

2013年にそれまで困難であったシェール層と呼ばれる地層から、石油や天然ガスを抽出することが可能になりました。アメリカにはこのシェール層が国土のほぼ全域にあることから、埋蔵されている石油や天然ガスは他国を圧倒すると言われています。こうして世界のエネルギー事情は大きく変わることとなり、これをシェール革命と呼びます。

原油の世界最大の輸入国であったアメリカが最大の資源国となるわけで、これまで原油価格をほぼ独占的に調整してきたOPECとの競争になります。今までは減産すれば価格が上がっていったのですが、アメリカがエネルギーを掘り出せる状態になってしまうと、思い通りに価格を上げることができません。

シェールガス業者が利益を出せる採算ラインは、はっきりとはわかっていません。以前は1バレル60ドル(原油価格換算)と言われていたこともありますが、技術はどんどん発達していていまでは1バレル40ドルとも言われています

今は採算ラインを割ってしまっている状況になっていますので、シェール関連企業は苦しい時期かもしれません。しかし、今後も採算ラインは下がっていく可能性がありますので、原油価格が以前のように60ドルや70ドルに上がっていくような展開はあまり考えられないと思います。

中国を中心とした新興国経済の減少

リーマンショック後の世界経済の発展は中国の成長が大きかったといえます。しかし2015年8月にチャイナショックが発生するなど、近年ではその成長が鈍化していると言われています。

中国の経済成長が進むとともに原油の輸入量は増えましたので、減速が懸念され始めると需要減を心配する投資家達が出てきます。そうした投資家達が原油を売って価格が押し下げられていると考えられます。

スポンサーリンク
adsence
adsence

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
adsence

コメント

  1. mb1086 より:

    価格調整金をインカムゲインと呼ぶのは違和感があります。価格調整金と同じだけポジション調整がありますので、理論的にはプラスマイナスゼロではないでしょうか?

    • quit より:

      コメントありがとうございます♪
      私自身が理解不十分で、おかしなことを書いておりました^^;
      記事を一部、修正させて頂きました。

      今後ももし何かあったら、ご指導頂けると嬉しいです。
      ご指摘頂き、ありがとうございました!

  2. ぽぽ より:

    先月から原油取引を始めたものです。
    わかりやすい説明、ありがとうございます。

    価格調整額について教えてください。
    素人的な考えですいませんが、次回発生日である2/17のクローズ直前に売りでポジションをもつとあまりリスクなく価格調整額×ポジションの金額を得られるものですか?

    価格の入れ替わりで発生した損益を相殺する形で、発生する金額なので結局はプラスマイナスゼロとなり、売買損益だけが結果に反映されることになります。
    と説明ありますが、結局スワップ的なものは得られないということでしょうか。

    直メでも結構です。
    よろしくお願いします。

    • quit より:

      コメントありがとうございます♪
      私も原油取引を始めたばかりで勘違いしていたようですが、スワップポイントのような収入にはならないという認識で間違いないと思います。
      売りポジションを持っていれば、価格調整額は発生しますが、それと同じ額分、原油価格が上がってしまうので、結局プラスマイナスゼロになるみたいです(=´Д`=)

      「売りでこんなにスワップポイントつくなら原油って今下げ相場だし楽勝じゃね?」と思って調べましたが、FXとか株より情報が少なくて苦労しますね。

      • ぽぽ より:

        ご返信ありがとうございます。
        そうですよね、そんなうまい話はないでよね。。

        いまや29円以下は当たり前のような価格ですが、今後の動向はどうおもわれますか?

        26円まで下げたり、よくわかりせん。
        また、30.40円までもどすようなことはあるのでしょうか。
        あと何か、売買にあたって指標にしているようなサイトやニュース等あれば教えてください。

        • quit より:

          30、40くらいなら多分戻るんじゃないでしょうか^^;
          過去チャートを見ると原油はボラティリティが大きくて、一度動き出すと20~30%スルスル落ちたり上がったりする気がしますし、減産する可能性もありますので・・・。
          ロイターなど、通常のニュースサイト以外でたまに見るのは「油を売る日々」というブログです。