南アフリカランド大暴落の理由は?チャイナショック再び・・・。

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南アフリカランドの下落が止まりません。ドルランドは18近くまで上がり、ランド円は6.3円くらいまで下がりました。日本人投資家はFXのスワップポイント狙いでzar/jpyのロングポジションを持っている人が多いと思いますが、皆さん青ざめているのではないでしょうか・・・。

1月8日(金)のクローズ時点で7.2円だったのが11日(月)の早朝に6.3円ですから、13%くらい下落しています。ドル円で言うと120円だったのが週明けに104円になっているくらいの衝撃です。

私も毎月FXで南アフリカランドを買っているので、結構な額の含み損を抱えています。せっかくなので下落したこのタイミングで、南アフリカランドの大暴落の原因をまとめてみます。

  • 中国のバブル崩壊
  • 原油価格の大幅下落
  • 個人投資家のロスカット

この3つが重なったせいで今回の大暴落は発生したと考えられます。意外に思うかもしれませんが、南アフリカ自体の経済指標が悪かったり、政治経済に問題があったりしたわけではありません。12月の下落は財務大臣の交代などもありましたが、そのあとは一旦落ち着いていましたから。

それでは1つずつ見てみましょう。

中国バブル崩壊による世界情勢不安

今年は初日から世界同時株安が発生し、ずるずると連日の下落でvix指数が最大27.39まで上昇しました。vix指数は恐怖指数と言われる、投資家の不安心理を示す数値で、高いほど市場に不安感が溢れています。通常時は10~20の間くらいで、2008年のリーマンショック時は最大89まで上がっています。

そもそも世界的に景気減速への懸念が強まると南アフリカのような新興国の通貨は売られる傾向があります。そしてそういう時に一番買われやすい通貨が日本円です。実際2016年に入ってからの通貨の強弱を見ると円の一人勝ちと言っても良い状況です。世界的にリスクオフの姿勢が強まってきています。

ところで今回の同時株安の原因が上海総合指数の大幅下落にあることは皆さん知っているかと思います。もちろん他にもサウジアラビアとイランの国交がなくなった問題や、北朝鮮の水爆問題などもありますが、一番はやっぱり中国。中国経済の減速というのも南アフリカにとって痛いところです。

南アフリカは資源の輸出が経済を大きくしていますが、その輸出先として高い比率を持っているのが中国なのです。そのため中国の景気が冴えないと南アフリカの経済減速への懸念が広がるわけです。

つまり中国のバブルが弾けると「円が買われる」「ランドが売られる」が同時に進んでしまうので、大きな下落に繋がります

原油価格の大幅下落の影響

南アフリカは資源国です。世界で一番の産出量を誇る金を始め、マンガン、クロム、白金など、工業製品に使われるレアメタルも多く採れます。一方で石油などのエネルギー資源はないため、輸入に頼っています。

なので実は原油価格の下落は本来、南アフリカ経済にとってはプラスのはずなんです。ではなぜ現状、原油価格は暴落しているのに、連動するかのようにランドが売られているのでしょうか。

これは原油とドルが逆相関の関係にあると一般的に言われているからです。原油安が進むとドルの買い戻しが発生し、ドル高になります。ドルが強くなると新興国や資源国の通貨は売られてドルが買われやすくなります。

現状は円が強すぎて見落としそうですが、ドルもそこそこ強い値動きを見せています。

とはいえ長期的に見れば原油安が続くことは南アフリカ経済にとってプラスであることは間違いないので、私はあまりこの点については悲観していません。日本も原油安のせいで物価上昇の目標が達成できず・・・とか言ってますけど、確実に日本経済にとってメリットしかないはずなので、喜んで許容すれば良いのです。

個人投資家のロスカットを機関投資家が誘発

これは特に証拠などがあるわけではありませんが、今回の下げは日本が祝日で、市場の取引が薄いところを狙って誘発された可能性もあると思います。実際に現地の新聞では日本の個人投資家のストップロス注文を巻き込んで大幅に下落したと書かれていたそうです。

これは俗にいう「ストップ狩り」です。巨額の資金を持つヘッジファンドなどの機関投資家が市場に出ている損切り注文を狩りに行くわけです。今回で言うと7円という節目の数字あたりに恐らく大量の損切りが入っていて、その水準まで強引に下げたのではないでしょうか。

私が今回の下げで気になったのは異常に値を戻すのが早かったことです。開始後20分で6.3円まで大暴落したと思ったら、3時間後には7円近くまで値を戻していました。もちろん暴落のあとはある程度リバウンドはするでしょうが、せいぜい下げ幅の半分くらい戻す程度が通常だと思います。実際2015年8月24日の大暴落の時もそのくらいでした。

まああまりこういったストップ狩りについては予想できるものでもないですし、私たちはどうすることもできません。ただ日本にいると低金利がずっと続いているので、高金利通貨を預金の代わりに、と考える人は数多くいます。そういうポジションは特に狙われやすいので肝に命じておきましょう。

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