ドル円(usd/jpy)大暴落!円高・株安の原因は?【愚かなFXトレード】

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世界同時株安とドル安・円高が止まりません。リーマンショック並の不況が来そうなくらい大きな下落が続いていますね。この記事ではここ2ヶ月くらいで大きく相場が崩れている原因と、この混乱相場の中で私が犯した最低のトレード記録を記載します。

円高・株安が急激に進んだ理由

まずはドル円の日足チャート(2015年8月10日~2016年2月12日)をご覧下さいませ。

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2ヶ月くらい下落相場が続いているのがわかりますが、特に2月に入ってからが凄いですね。1月末に日銀の金融政策決定会合でマイナス金利の導入が決まった時、一時的に急騰したので、その後の下落がより大きく見えます。

次に同時期の日経平均株価の日足チャートをご覧下さいませ。

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ほぼドル円のチャートと同じような値動きですね。円安になると株価上昇、円高になると株価は下落します。このチャートを眺めながら、株安、円高の原因と言われる様々な出来事を見てみましょう。

中国経済の減速懸念

これは2015年8月の暴落の原因で、今もなお尾を引いている感じはあります。といっても2016年に入ってからは日本を始め、主要国は中国が下落していなくても下がっていますので、あまり言い訳にはできないでしょう。

一応発表されるGDPも目標値を下回ったりしているので、実際に中国の経済が多少失速しているのは事実だと思います。しかも中国の発表値が改ざんされている可能性もありますので、実はもっと深刻な状態なのかもしれません。

そのあたりのリスクを見て投資家は懸念を抱いている状態です。ただ今は春節という中国で最も長い連休に入っているので、2月15日、休み明けの動向は注目ですね。世界同時株安は年始の休み明けに起こりましたから。

アメリカの利上げ

2015年12月のFOMCでアメリカが10年ぶりに利上げをしました。チャート上で見るとここからほぼ右肩下がりですね。政策金利を引き上げるということは通常は通貨高になることが予想されますが真逆に大きく動いています。利上げは何年も前から為替に織り込まれていたと考えるべきでしょう。

ただある程度はドル安になったとしても、本当にアメリカ経済に問題がなければどこかで反転し、長期的には円安方向に動いていきます。私はどちらかというと日本経済の先行きに不安を感じている人間なので、方向としてはいずれドル高・円安に向かうことを信じています。

原油価格の下落

原油価格も大幅に下落しています。こちらは需給の問題、シェールガス革命、イランとサウジアラビアの国交断絶など、下落要因が割とはっきりしています。今後以前のように1バレル100ドルなんかに上がっていくことはあまり想像できません。

しかし原油価格の下落は産油国にとっては大ダメージですが、エネルギー資源の輸入国にとっては本来はプラスに働きます。今は相場が混乱しているので、全体的に原油安に対してマイナスで反応をしてしまっていますが、実際の経済活動に反映されてくれば、追い風となってくる国も多いはずです。

日本銀行のマイナス金利導入

これはあまり皆さんが予想していませんでした。チャート上で不自然に跳ね上がっている2016年1月末です。これで一時的に円安方向に動いたので騙された人も多かったのではないかと思います。

・・・私もその一人です。

あとで書きますが、マイナス金利導入が決まった日にFXでドル円をロングしてしまい、もの凄く見事に天井掴みをしてしまいました。正直121円台から110円台まで10日くらいで大暴落するなんて想像もしていなかったです。

ドイツ銀行の破綻リスク

ドイツ銀行は中央銀行ではなく民間の大手銀行です。2015年12月期に68億ユーロ(約8800億円)の損失があったため、年初から、世界同時株安の流れにも連動して株価が下がっていました。債権の利払いが不可能ではないかとの懸念が広がり、2月8日、9日に大幅下落すると年初からの下落率は40%を超えました。

万が一、ドイツ銀行が破綻するようなことがあると、リーマンショック級の金融危機が起こってもおかしくないくらいの規模らしいです。ドイツはユーロ圏を支える屋台骨ですが、フォルクスワーゲンの問題、シリア難民の問題、今度のドイツ銀行の問題と次々に襲いかかってきますね。

リスク回避の円買いはなぜ起こるのか

上記のようなことが起こり、円高・株安の流れが続いています。しかし、海外で問題が起こるとなぜ円が買われるのでしょうか。よくニュースなどで「リスク回避の円買い」と表現されますが、どのような思惑で売買されるのか考えてみます。

今回の私は、FXでドル円を121円台でロング、10日後、112円台で損切りという思い出したくもないバカなトレードをしてしまいました。

「なんでリスク回避で円を買うんだよ、どんどん含み損が増えていくじゃねえか、クソ野郎どもが」

等と悔しい思いをしながら損切りしたわけですが、この思考がまずおかしいですよね。

FXで「ドル円を買う」ということは「円を売ってドルを買う」ということです。逆に言えば損切りする場合は「ドルを売って円を買い戻している」わけです。つまり円を買っている人たちの中には、私を含め、損切りしている人も大勢いるわけです。

日本は政策金利が低いので円は売られやすい通貨だといえます。私のようにランド円や豪ドル円を買ってスワップポイント収入を得ている人も多いと思います。ランド円に限らずほとんどの通貨に対して円はロングでプラススワップポイントが発生します。しかしそのため何か問題があってポジションを解消する時には円が買われるわけですね。

そして円高が進むと株安が連動してきます。これはわかりやすいと思いますが、トヨタなど日本の大企業は輸出が多いため円安のほうが利益が出やすいと言われています。そのため株価は円高に進むと下落し、円安に進むと上昇しやすいです。

また、海外の株式投資家の「セット売買」も円が買われる要因です。日本株も6割は海外投資家が売買しています。彼らは株を買うと同時に円を売って為替ヘッジをしています。株価が上がったところで、為替が円安方向に動いてしまうと利益が目減りするからです。

例えば15,000円で買った株(100株)が16,000円に上がった時に売るとします。日本に住んでいる私たちは10万円の利益を手にすることができますが、海外投資家は為替の問題が生じます。

購入時に為替が1ドル110円で売却時は120円に上がっていた場合、損益はどうなるでしょう。

16,000×100/120-15,000×100/110=-303ドル

利益どころか3万円以上のマイナスになってしまいます。そこでリスクヘッジとして円を売っておくわけです。1万ドル分売っていたと仮定すると、為替の損益は1,100,000-1,200,000で、-10万円となり、リスクヘッジが作用し、株での利益とプラスマイナスゼロになります。

逆に株の買いポジションを決済をする時には円を買うことになるので、円高になります。アベノミクスで積もり積もった海外投資家の日本株への期待がしぼみ、手仕舞いを始めると、円が買われるわけです。そして円高になれば、上述のように輸出企業への業績懸念から株価は下がります。このような負のスパイラルで株安と円高は進行していきます。

それにしてもセット売買でどうやって利益を出すんでしょうね。日経平均とドル円はほぼ連動しているので、サヤ取りのような形になるんでしょうか。海外のヘッジファンドのトレード手法を一度見てみたいものです。

FX投資・投機を始めてから最大の損切り

私はこの相場の中で 約13万円の損切りをしました。このマイナス額については投資をしている以上、仕方がないと思います。ただ、その負け方があまりにも酷かったので、「他人の金銭的損失を笑うのが好きな方」、「これからFXを始めようと思っている初心者の方」、「今回の円高・株安で同じように損をした方」、みんなでご覧ください。

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ドル円をたった2万通貨、しかも10日くらいで-13万円というのは本当に恥ずかしいトレードです。121円台のポジションはマイナス金利発表日に取ったポジションです。上げ相場だったので遊び感覚でちょこちょこ1枚ロングして5pipsほど取って利確してみたいなことをやっていました。

そして該当のポジションを取った後に、しばらく逆行したので、決済の指値注文だけ10pipsほど上にいれて眠りにつきました。しかし朝起きてもポジションは決済されていませんでした。

マイナス金利導入は追加緩和のようなものなので、しばらくは上げトレンドが維持されるだろうと楽観していたのですが、翌営業日からゲロ下げです。完全に理性を失っていた私は、2月3日にもう1枚買いポジションを増やしました。なんの根拠もない注文です。強いて言うなら8月の安値、1月の安値である116円あたりで止まるだろうと思っていました。

しかしそんな個人的希望をあざ笑うかのようにナイアガラが続きます。113円になったとき、ようやく諦めというか、自分が嫌になるというか・・・。怒りから反省になりますね、損が膨らむと。怒る元気もなくなり、無駄であることに気づくんです。2月11日にようやく損切りをしました。

こうして私の人生最悪のトレードは終わりました。反省点はたくさんあります。が、とにかく大事なのは「根拠の無いトレードをストップなしではしないこと」。

私は南アフリカランドと豪ドルの投資を行っていますが、こちらは今回のドル円以上の含み損が発生していても、怒りはなく安心してみています。ドルコスト平均法で積立購入をしているので、むしろ下がってくれてありがたいという気持ちになることさえあります。

[blogcard url=”https://leave-company.com/rand-rules/”]

しかし、今回のように、事前になんの計算もせずにポジションを持ってしまうと、1万円の含み損でも狼狽してしまいます。安月給で働いている底辺の工場作業員がお遊びでストップなしの注文なんて入れてはいけません。たった1枚の注文ですが分不相応でした。

今回のように相場が大きく動いているときは、ついつい短期トレードをしたくなります。この誘惑を抑えることはかなり難しいと思います。何しろ早く仕事を辞めたくて辞めたくて、死にたいと毎日思っている人間なので、稼げるチャンスがあるとよだれがでてしまいます。

しかし今回のように大きな損失を出してしまうと、夢のセミリタイアが遠のいてしまいます。だったら損失を限定する。きちんとストップを入れて注文をすることにしないといけません。

私のように損切りなしの長期投資を中心に行っている方はつい、そのスタイルに慣れてしまって基本中の基本である損切り注文を忘れることがあります。100歩譲って短期用のポジションを持つのは良い、しかし逆指値の決済は必ず入れる、これは肝に銘じて今後トレードをしていきます。

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